15日のつぶやきにあるイワヒバを拾った場所へ、また行ってきた。
イワヒバがかなり高値で取引されているというのがわかってきたので、今度はもっとたくさん拾ってこようとビニール袋持参で張り切っていたが、結局はそんな余裕はなかった。でも、今回はイワヒバちゃんが自然に暮らしている現場を見ることができたのである。
イワヒバちゃんたちをみつけたのは、右の写真のようなところである。
こういうところは世間一般で絶壁と呼ばれているらしい。仕事でなかったら、絶対近づきたくないところである。いやぁ、今回は仕事でも断わりたいくらいの気分である。。。
近づいてみると、こんなところである。もちろん、野良猫は木などにしがみついてこの写真を撮っている。
で、この写真の左にある結構太めの木(何の木だったか忘れた)にまたがると、イワヒバちゃんたちに会えるのである。
みんな直径10cmくらいで小さいけれど、きれいに整っていて、大変元気そうである。先日拾ってきたうちのイワヒバなど、まだ葉っぱを巻いているというのに。なんだか複雑な気分であった。
手を伸ばせば採れないでもないところにも生えていたが、やっぱり元気に暮らしているものを引っ剥がすのはあんまりのような気がして、やめた。と言うとかっこいいが、自分の命が惜しかったのもある。。。
この崖の下には、落石と一緒に落ちたイワヒバがたくさんあるらしいが、今回はそれを拾う余裕もなく帰った。
やっぱり、だんだんこのコーナーも更新頻度が下がってきた。溜まり場にあんなに書き込むから、こっちに書き込むネタがなくなるのか。
などという言い訳はおいといて、久しぶりに仕事で山へ行ってきたのである。あんまり知らない人のためにちょっとだけ説明すると、野良猫の本業は斜面防災のための対策工設計というやつで、お山から土砂やら石やら落ちてきたり、落ちてきそうで危ないのを何とかすることを考える仕事なのである。なんかわかりにくい説明やなぁ。。。
今回出かけたのは、紀伊半島は吉野の山奥である。山奥といっても幹線国道沿いなので、現場のすぐ横まで車で乗り付けることができる。対象は路面からの最大比高80m程度の急崖である。ほんとは上まで登って様子を見ないといけないのだが、今回は豪雨その他の理由で道路から「あれ、すごいですねぇ〜」「あれ、怖いですねぇ〜」などと言いながら写真を撮るだけで気楽なもんだった。
現場下の道路には雨のせいで新しい落石があちこちに転がっていたが、その中にこんなものも転がっていたのだ。
まだきちんと調べていないのだが、イワヒバというものらしい(右の写真は、持ち帰って自宅の庭のコンクリートタイル上に置いた状態。ブロックの1辺が30cmくらいである)。
ヒバといっても葉っぱが似ているだけで、分類上はシダの仲間だと思う。水気の多い岩肌にへばりついていたものが、岩が崩れるのと一緒に落ちてきたようだ。前日にちょっとだけ山に登った元請さんによれば、落石防護柵の裏辺りには山ほど転がっているらしい。
園芸屋にはよく行くから、イワヒバは見たことがあったし、こういうものを愛好する人も結構いるということは知っていた。でも自分はいわゆる高等植物のほうが好きなので、あまり興味はなかった。なかったんだけど、同行していた元請さんが「どうや、どうや」としきりに言うので、土産にでもすることにした。
現場を切り上げた後近くの温泉に入って、土産物を物色していると山野草なども売られている。イワヒバも売られていた。拾ったよりもはるかに小さい、おまけに乾いてちぢれているのが鉢に入って千円あまり。ちぢれていないものなど二千円以上している。おひょひょ。もうけたかも。。。
持って帰ったら、植えないといけない。とりあえずネット上でイワヒバの育て方などあさってみると、非常に丈夫だという。ありがたい。用土は鹿沼土でもよいとある。鹿沼土ならいっぱい余っていた。高くてもったいないと使わなかったので、いつまでたっても減らないのだ。
まずは、とにかく根っこがでかすぎるのと、素性のわからない土がついているのがいやなので、枯れた根っこを除けて水で洗うと二株に分かれた。
で、思い切って小さ目の鉢に植えてみた。というか、ちょうど余っていた植木鉢がちょっと小さ目か、大きすぎるかのどちらかだったのである。デザインなど苦手なので、とにかく適当に突っ込んでやった。また次の植え替えまで元気だったら、そのときに考えればいい。小さいほうが3号鉢である。ちょっとへなへなしているのが気になるが、様子を見よう。
植え付けた後、もう一度ネットを見ていると、葉のない部分(シダの場合、なんというんだろうねぇ。茎というよりむしろ、根っこの塊みたいなとこ)を剥き出しにしていると、元気がなくなってみすぼらしくなるというような話が書いてあった。
なので、みずごけを巻いてみた。
。。。なんだか、非常に不細工になってしまった。まぁいいや。しばらく様子を見るのだ。
で、うまくすると、二千円くらいの品になるんだろうか。。。